事業の編成を考える

会社自体のあり方についても税理士に相談してみるとよいでしょう。たとえば会社は一つしか持ってはいけないというわけではありませんし、子会社を作ったり、逆に二つあった会社を一つにしたりすることもあるでしょう。そうした会社の編成について相談を受けてくれる税理士事務所も多くあります。

税理士は経営をうまくまわしていくようにサポートしてくれる存在。経営がうまくいかなくなったとなれば、事業の再編や拡大、縮小の相談にも乗ってくれるはずです。すべての税理士事務所が対応してくれるわけではありませんが、もっとビジネスを拡大したいと思ったとき、今の資金繰りでは厳しいから、他の会社と合併したいなどといった要望があれば、一度相談してみるのがよいかもしれません。

会社を設立するという面で説明をしてきましたが、少ない人数でやりくりしている会社であれば、結果的に個人事業といて進めた方が利益になるかもしれない、と不安になることもあるでしょう。設立時に個人事業でやるべきかどうかを相談することも可能です。会社や事業の体制を見直す際にも、税理士の適切なサポートが経営者を助けてくれることがあるのです。会社の体制は千差万別です。プロに相談して、理想の事業をスタートさせましょう。

税務以外のサービス

法務や金融関係の知識を持ち合わせている事務所、地域に密着していて土地勘のある事務所など、税理士が所属する事務所は、税務以外のところでも活躍の場を持っている可能性があります。たとえば法務の知識があれば、会社のトラブルがあった場合や何かの許可を取る場合にも対応をしてくれるでしょうし、金融の知識があれば、融資を受ける場合の対応に役立ってくれることでしょう。

税理士事務所によっては司法書士を雇っていたり、金融機関と提携していたりする場合があり、会社設立をよりスムーズに進めてくれることも。地域密着型の税理士事務所であれば、地域に合わせたビジネスを展開する場合に、その土地のコネクションを紹介してくれたり、土地勘があることによってできるアドバイスをもらえたりして、密接なサポートしてもらえる場合があります。

国際関係に強い事務所であれば、海外にビジネスを出店する時の税金対策にも対応してくれるでしょうし、英語での書類作成なども任せることができます。会社設立に詳しいというところ以外の面で、税理士を探してみるのもよいかもしれません。税理士に依頼することによってビジネスの幅広がるということは大いにあり得るのです。

個人と税理士の違い

個人で会社設立の手続きに対応する場合、膨大な時間がそこにかかります。設立する時に必要な書類を集めるだけでなく、税金や保険についてきちんと学ばなければなりません。税理士に頼んでしまえば、その時間はすべてカットでき、自分はビジネスに集中することができます。特に税金や融資に関しては、学んだだけでは掴めないことが多くあるでしょう。

たとえば税金は何も対策せずにいれば高額を払わなければならないこともあります。節税対策は多少学ぶことができるかもしれませんが、税理士のように場数を踏んできた経験値に比べれば応用がきかないことも確かです。融資に関しても同じことがいえます。融資には厳しい審査があり、それを通らなければ資金をもらえません。一定の条件をクリアし、提出するタイミングも見極める必要があります。

独学で手続き方法が学べたとしても、書類記入のコツや提出時期のポイントを知ることは難しいです。税理士に依頼すれば、これまで融資を通ることができた実績をもとに対応してもらえますし、融資も受けやすくなるでしょう。税理士は確かに面倒な手続きを肩代わりしてくれたり、必要な手順を教えてくれたりする存在です。しかし、その手続きは面倒を省くだけではなく、最良の形で進めてくれるのです。このことで個人に比べて設立時に受ける利点の幅が広がります。

会社設立の幅を広げる

税理士のサポートがあれば、個人で対応するよりもできることの幅が広がります。融資は受けやすくなるでしょうし、節税対策も幅が広がることでしょう。時間の節約ができ、よりビジネスに集中できるという面でも、税理士を雇うことには大変な意味合いがあります。

こうして述べると、どうしても手続き面や資金面だけに考えが偏ってしまいがちですが、ここでもう一つ考えておきたいのが、必要最低限の作業以外の利点についてです。税理士は会社の設立から経営までさまざまな面で役立ってくれますが、設立や経営以外の面でも、経営者のサポートをしてくれることがあります。税務以外に得意とするサービスがあったり、複数の会社の合併や再編に対応してくれたりすることもあります。

税金面や基礎的な手続き以外でも、会社設立のことで頼りにできるのが税理士です。会社設立以外にも多くの専門知識を持ち合わせている税理士は少なくないですし、それをもとにビジネス内容をサポートしてもらえることもあるでしょう。あらたにビジネスを増やしたり、他の会社と合併したり、ビジネスにつきものである急なトラブルや変化にも対応してくれることがあります。

もちろん税理士にもよりますし、支払う金額によっても受けられる手当は変わってきます。しかし、税理士を雇うことで会社経営に幅を持たせることができるのもまた、確かなのです。税理士を単に会社の手続き代行と思わず、ビジネスに関しての要望などを相談するとよいかもしれません。ここでは具体的にどのようなサービスがあるかをご紹介します。